競輪の『先行』とは?抑え・つっぱり・かましをタイプ別に徹底解説!

コラム

競輪における先行とは、ラインの先頭選手がレースの先頭を走る戦法の事を言います。
先行タイプの選手は脚質が『逃』や『両』が多いです。
先行タイプの選手が1位を取った際の決まり手は『逃』となります。

スタート直後は先頭誘導員が選手たちを引っ張りレースが進み、先頭誘導員が退避後に一気にレースが激しく展開していきます。
先頭誘導員が退避した後にレースの先頭を走るラインの先頭選手が先行になります。
競輪は風の影響を激しく受ける為、先頭の選手は不利となってしまう反面、自分でレースのペースを作ることができるのが最大のメリットと言えるでしょう。

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先行としてスタミナに自信のある選手も居ればラストスパートに勝負を仕掛ける選手がいたりと得意な戦法が選手により異なります!

先行選手の戦法

先行タイプには大きく分けて『抑え先行』『つっぱり先行』『かまし先行』と3つの戦法があります。
それぞれ特徴別に確認していきましょう!

1.抑え先行

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抑え先行

先行戦法においてもっとも基本的な『抑え先行』は先頭誘導員が退避した後に、中団にいる選手が先頭にいるラインの選手の前に出る戦法です。
抑え先行が決まると、最初に先頭にいたラインは一度下がらないといけない為、再度加速するには体力の消耗が激しくなります。
その隙をついてゴールまで一気に仕掛け逃げ切りをはかる戦法は競輪における逃げ戦法の醍醐味とも言えます!

2.つっぱり先行

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つっぱり先行

つっぱり先行は逃げを得意とする選手が多く、抑え先行タイプに対して内側から強引に先行し前に出さずにする戦法です。
スタートの号砲後、まず先頭誘導員のすぐ後ろに付く必要があり、先頭誘導員が退避後・打鐘後から後ろのラインが一気に仕掛けてくるのを前に出さないように全力でこぎ身体を張りながら先頭を確保する必要がある為、瞬発的なダッシュ力と体力を必要とする戦法になります。

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つっぱり先行と抑え先行が並走して消耗しきったところを後ろのラインが抜いていくパターンもあるわね


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並走が続くと外側を長く走る抑え先行ラインが不利になってしまいます!

3.かまし先行

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かまし先行

かまし先行は中段にいる先行選手が前方にいる他ラインの選手がスピードを上げる前に仕掛ける戦法です。
他選手の意表をつく戦法となり、つっぱり先行をされずに一気に前に出ることができます。
その反面、仕掛けるタイミングが早くなり風を受ける時間も長くなる為に体力の消耗が激しい事がデメリットとなってしまいます。
通常よりも長い距離を全力で走り抜ける必要がある為、スタミナが尽きてしまうと車券に絡んでくる可能性が一気に減ってしまう恐れがあります。

かましと捲りは似ていますが、捲りよりも早く仕掛けるのが『かまし』になります。

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ラインを組まずに単騎で挑んでる選手が奇襲がましとして打鐘後に仕掛けるレース等も見られます!


今回は先行タイプの戦法について解説していきました。
脚質による選手の特徴も違えばラインによって戦術もさまざまです。
いろんなレースや選手を見て、特徴をしっかり覚える事が大事になってきます。

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先行選手を予想の軸にする際に、それぞれの特徴を参考に予想してみてくださいね♪

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