屋外でのレースがほとんどを占める競輪にとって天候により選手への影響やレース結果も変わります。
『天候によってレースは行われるの?』『予想の仕方は変わるの?』等、色々な疑問があると思います。
そこで、競輪と天候による影響を分析していきたいと思います!
雨の日は中止?順延?
基本的に雨の日でも競輪のレースが中止になることはありません。
しかし、近年はゲリラ豪雨や集中豪雨等の危険を伴う激しい雨も日本各地で起こりますし場合によっては中止となるケースが発生します。
バンクに水溜まりや雪が積もる時
多少の雨なら問題はなくても、深い水溜まりや雪が積もってしまった場合はレースを行うのが困難となり、スリップや店頭の危険も伴うために選手への安全が第一となり中止となることがあります。
台風や大雨により公共交通機関が停止した時
選手は勿論の事、観戦をするお客様への危険も伴う事から台風や大雨で電車やバス等の交通機関がストップした際も当然中止となります。
レースが成り立たない場合
いくらレースが行われたとしても、あまりにも選手の転倒が続出した場合は中止となるケースもあります。
しかし、中止が発表されたとしても時間経過後に再開が発表されることもあります。

競艇は中止が発表されたらその日は中止だけど競輪は違うのね

残ってるレースがある場合、その日はまだ再開される可能性があるのも競輪の特徴ですね!
雨・風の選手への影響は?
自転車にとって雨が降ることでタイヤが滑りやすくなるのは勿論の事、視界も悪くなる為に選手にとってはやりづらい事は間違いないでしょう。
風の影響を一番受けるのは先行選手になります。ただでさえ無風状態でも先頭誘導員で風よけを行ってる競輪競技ですので強風を先頭で受ける選手にとっては致命的となります。
また、雨でスリップしやすい=落車率が上がると思われがちですが、落車率はそこまで変わらないと言われています。
昔に比べてタイヤやバンクの技術や設備が向上した他、実際に競技に出てる選手達の技術の向上が理由にあげられます。そして、選手達自身も雨の日は普段よりも慎重にレース展開を行う傾向にある為、落車率は雨の日でも上がらないという事になります。
雨の日の予想は難しい?
上記にも上げた通り、普段よりも慎重にレース展開を行う傾向がある為、堅実なレース展開になることが多いです。
最大時速70kmの中で転倒すれば大怪我につながるリスクもありますし、怪我により長期離脱を強いられる事もある為に無理をしないというのが堅実な結果に繋がる理由の一つです。

対戦選手を巻き込む可能性もあるし慎重になるわね

怪我は選手にとってリスクしかないので無理せずに堅実なレース展開になることが多いみたいですね!
まとめ
一部の競輪場を除いて屋外で行われる競輪にとって天候は非常に重要なポイントとなります。
雨の日のレースは選手が転倒を恐れて堅実になる場合が多いですが、逆に若手にとってはベテラン選手が堅実なら『仕掛ければ勝てるかもしれない』という絶好のチャンスの場ともいえます。
また、F1やF2は堅実でもG3以上のグレードの高いレースでは獲得賞金も多く競争得点も高い為、逆に無理してでも勝ちに行く選手もいますので一概に堅いレースになるとも言い切れません。
追い風・向かい風でも展開が変わりますので、実際に競輪場を訪れる事で目の前でバンクの状態や風向き等のコンディションを確認できるので現地観戦をする事でも予想に有利に働く事ができるでしょう。

若手選手が出るレースやビッグレースではあえて大穴狙いというのも楽しみの一つかもしれませんね!